バーバパパのふうせんりょこう
2004年5月13日 絵本
ISBN:4062676524 単行本 やました はるお 講談社 1997/04 ¥893
ここのところ,絵本を読めるようであれば毎度ちなつにせがまれるのがこの絵本なんだけど,もうね,なんていうか,突っ込みどころ満載というか。
まずね。風船旅行をしているのは全16ページのうち最後の3ページだけ。うち,2ページは見開きだから,実質2シーン。
じゃあ13ページは何をしているのかというと,ピクニックに来ていた一行が「ワシ」にさらわれた「いぬくん」を助けるためにワシの後を追いかけるわけです。
となると,扉絵のような感じなのはらはらどきどきの追跡劇かなぁ・・・と思わせておいて,そんなシーンが全くでてこないという見事なフェイント。
ヤギと戯れたり,クマと仲良くなったりといぬくんがワシの子供のえさになるかも知れないというせっぱ詰まった状況にもかかわらずなごみの心を忘れず,谷間や崖を越えていくときも終始にこにこ。
この冷静さ,当然のことながら人間業ではありません。
最終的にはさらったワシとも和解して一緒にお弁当を食べちゃったりと,結局当初の目的通りピクニックというか山登りをすっかり堪能しているうちに残り3ページというところまできてしまっているわけです。
あ,そうそう。
ピクニックに来ていたのはバーバパパの子供達と人間2人といぬくんなんで,バーバパパはこの絵本の中では風船旅行をしていません。
それどころか,バーバパパがでてくるのは最後の1ページだけ。
こういうのに対してなんて言うのかな。
あぁ,あれだ,ほら。
「ぎゃふん」
これですよ。
今のところ,私の中ではぎゃふん度ランキングの上位に位置しているこの絵本ですが,これの上を行く絵本がまだあります。
それについてはいずれまた。
ここのところ,絵本を読めるようであれば毎度ちなつにせがまれるのがこの絵本なんだけど,もうね,なんていうか,突っ込みどころ満載というか。
まずね。風船旅行をしているのは全16ページのうち最後の3ページだけ。うち,2ページは見開きだから,実質2シーン。
じゃあ13ページは何をしているのかというと,ピクニックに来ていた一行が「ワシ」にさらわれた「いぬくん」を助けるためにワシの後を追いかけるわけです。
となると,扉絵のような感じなのはらはらどきどきの追跡劇かなぁ・・・と思わせておいて,そんなシーンが全くでてこないという見事なフェイント。
ヤギと戯れたり,クマと仲良くなったりといぬくんがワシの子供のえさになるかも知れないというせっぱ詰まった状況にもかかわらずなごみの心を忘れず,谷間や崖を越えていくときも終始にこにこ。
この冷静さ,当然のことながら人間業ではありません。
最終的にはさらったワシとも和解して一緒にお弁当を食べちゃったりと,結局当初の目的通りピクニックというか山登りをすっかり堪能しているうちに残り3ページというところまできてしまっているわけです。
あ,そうそう。
ピクニックに来ていたのはバーバパパの子供達と人間2人といぬくんなんで,バーバパパはこの絵本の中では風船旅行をしていません。
それどころか,バーバパパがでてくるのは最後の1ページだけ。
こういうのに対してなんて言うのかな。
あぁ,あれだ,ほら。
「ぎゃふん」
これですよ。
今のところ,私の中ではぎゃふん度ランキングの上位に位置しているこの絵本ですが,これの上を行く絵本がまだあります。
それについてはいずれまた。
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