惜しい人

2003年1月5日
技術屋としては大先輩,仕事の上ではパートナーの一人,彼からしてみれば私は孫ほど年が違いながら愚痴をこぼしあう茶飲み友達・煙草友達であり,頼もしき現場の主任として鬼軍曹ぶりを発揮したりもしてくれた,偉大な昔気質の職人が年末に不慮の事故がもとで急逝した。
今日はその通夜に参列してきたが「惜しい人を亡くした」という言葉を言いながら涙ぐんだのは,ひょっとしたらこれが初めてかもしれない。

畑違いの職場に配属されて右も左もわからなかった私を技術屋として育ててくれた,いくら感謝してもしきれない愛すべき頑固親父殿,長きにわたる技術屋人生お疲れさまでした。
どうか安らかにお眠りください。
短い間でしたが一緒に仕事ができたことは,これからも私の財産となるでしょう。

・・・でもね。
もっともっと教えて欲しいことも,やってもらいたいことも,いっしょにやりたいこともあったんだよぅ。

・・・ほんとにほんとに惜しい人を亡くしました。
私にできるのは冥福をお祈りすることくらいですが,せめてもの恩返しに,これから,もうちょっとはマシな技術屋になるように努力をします。
気が向いたらちょこっと見守ってやってください。
(合掌)

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